毎日の体験を記す場所

東京新聞(中日新聞東京本社)社会部記者の小川慎一です。原発取材班。取り調べは全面可視化、検察官は証拠リストを開示すべき。金に余裕があるならクール寄付。"All sorrows can be borne if you put them into a story or tell a story about them." Isak Dinesen(どんな悲しみも、それを物語にするか、それについて物語るならば、耐えられる)

「デジタル・ジャーナリズムは稼げるか」を読む

読むのはもう何度目かなのだが、ページを開くたびに刺激的である。「デジタル・ジャーナリズムは稼げるか」。帯の「ジャーナリストよ、起業家たれ!」という言葉を反芻する日々だ。ジャーナリズムと人々との関係を変えるべきだ、と著者は言う。205ページにポ…

ドラマチックに見ない術

良い本に巡り会えるのは、大きな喜びである。 なんとなく「胡散臭さ」を感じて、手に取りにくい本ではある。だが、その心配は無用だ。2,000円以下と、一回の飲み代よりも安い。飲みに行くのを控えて、この一冊をポッチとするなり、書店で買うことをお勧めす…

あなたの疑問に答えます!

東京新聞「ニュースあなた発」がLINE@を始めました。 読者のみなさんがふと思った疑問に、できるだけ答えていきます。 よろしくお願いします。 原発取材班もLINE@やってます。 2011年3月11日の東日本大震災から、もうすぐ8年となります。あのとき、みなさん…

LINE@はじめました

東京新聞原発取材班のLINE@を試験的に始めました。どういう使い方ができるのかも含めて、いろいろやってみたいということで。右側にも「友だち追加」ボタンを付けましたが、この記事中にも一応付けておきます。登録してくれると、うれしいです。 genpatsu.t…

ハマっているもの。

地上波のテレビ番組を観なくなった。報道系はNHK以外ほぼ観ていない。記者としてあるまじきかどうかはわからないが、観なくてもそれほど問題を感じない。スカパーとWOWOWは観ている。 そしてYouTubeを最近はよく観ている。広告のつかないプレミアムにしたの…

物語、対話、利他主義

我が師匠の本を久しぶりに購入。ナラティヴ・アプローチが定着して20年近くなりました。また、勉強したくなりました。 ナラティヴと共同性 ―自助グループ・当事者研究・オープンダイアローグ― 作者: 野口裕二 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2018/12/17 …

鉄板ネタには理由がある。

サンドウィッチマン、ナイツ、中川家の3組による「漫才サミット」を見に、わざわざ秋田まで行ったモノ好きです。チケットは3,500円と格安なのだが、飛行機とホテルの費用を考えれば、とんでもなく高い。 だが、それだけの金を払っても十分堪能できたので良…

Google News Initiativeと漫才サミット

Google News Initiativeによるジャーナリスト向けのトレーニングは、ネットでも受けられる。若手はとりあえずやってみてほしい。2月に社内でGoogle News Labのフェローによる研修会を実施することになった。なんで俺が主催しなきゃいけないんだろうか?とい…

デジタル戦略と記者

北川景子はめちゃくちゃ美人だな、と「家売るオンナの逆襲」を見て改めて思った夜。早く帰宅できたときは、ゆっくり過ごせる。 Yahooの「news HACK by Yahoo!ニュース」は、新聞のデジタル戦略を考えるうえで非常にためになるサイト。読んで「なるほど」「ふ…

AI技術で報道はどう変わるのか

ジャーナリズムとAI(人工知能)技術について、下調べ中。NY在住のジャーナリスト津山恵子さんの講演@日本記者クラブ。1時間半とちょっと長いが、非常に勉強になる。会社内で権限がある人が触発されてほしい。 AIを使った具体例の紹介。 中日新聞では、こ…

揺らぐ報道の自由(東京新聞連載)

東京新聞の外報部記者たちによる連載記事(計5回)。「メディアと世界 揺らぐ報道の自由」は読み応えあるのに、東京新聞のサイトでは一気に読めない。良い記事を書いても、多くの人に読んでもらわなければ価値は高まらない。その工夫をどうするのか。それは…

年末年始に買ったもの

経団連が原発輸出を巡って安倍政権と距離を取るなら、それは悪いことではない。 ただ、鵜呑みにはできない。 2019年、今年は44歳になってしまうので、サプリを飲み始めました。切ない。。。健康診断でも引っかかることが多くなってきたので、体質も変…

なんとか元年

デジタル戦略元年になるのかどうか。。。 たぶん、ならない。 昨年は多くを失った。今年は少し得たい。 2019年、原発関連でどんなことが予想されるのか、という記事を書きました。たぶん、東京五輪が終わるまでは、西日本に立地する5原発9基(10か1…

デジタル戦略事始め

いよいよ会社がデジタル戦略に本腰を入れるそうなので、こういう本も読み始めた。通勤電車の中でだけだが。「デジタルファースト」は、もはや「モバイルファースト」。自分自身の生活を省みても、まさにモバイルファースト。毎朝、iPadで東京新聞、朝日、毎…

Pythonを学び始める

デジタルジャーナリズムを実践するために、他社の記者の影響を受けて、Pythonを学び始めた。プログラミングってほぼ初めてなので、かなり大変である。とりあえず、この2冊から。 いちばんやさしい Python入門教室 作者: 大澤文孝 出版社/メーカー: ソーテッ…

ひねくれた視点を大事にする

記者はひねくれていた方が良いと思っている。それは性格の問題ではなく、何かが起こったときに「こんな見方もあるよ」とか、「いやいや、そりゃあ違うでしょ」とまず思えるかどうかは結構重要だろう。行政の取材をしていると、大量の出稿を求められるので、…

映画祭をやるなら、上映作品名を書け

本日2本目は、中日新聞(愛知)の記事を取り上げる。この原稿への不満は「映画祭をやるなら、上映作品名を書け」ということに尽きる。 空き家利用し11日に手作り映画祭 豊田・稲武の夫妻企画:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web) リードは以下の通り。 空き家とな…

テーマと内容を絞って書く

新聞の紙面を独占するほどの記事を書ければ良いが、ほとんどの場合そうではない。紙面は限られている。原稿はコンパクトにし、内容を絞り込まないといけない。 今回取り上げるのは、中日新聞「津市民版」に掲載された「安全に楽しく 津の魅力 再発見 ポケモ…

不要なことは書かない

自社他社を問わず、記事を書き直してみるという訓練を再開。いろいろ仕事でストレスが溜まっているということもあるので、記事に文句をつけてプラスになるかもしれない発散の仕方を模索する。いや、単に嫌な奴なんだけど。全然関係ないけど、甲子園開幕の日…

ハンセン病資料館

東京都東村山市の国立ハンセン病資料館に行ってきた。館内は残念ながら写真撮影できず。治療だから、法に基づいているから、そんな理由で、隔離されて不自由を強いられた人がいて、生まれることさえ許されなかった命がある。そういうことを東京で、しかも入…

緊急事態条項

日本国憲法、施行69年特集面(東京新聞)

5月3日付の東京新聞(中日新聞)の特集面で、憲法学者の古関彰一さんとヒップホップミュージシャンのShing02さんの対談を掲載しました。 古関さんは憲法の制定過程を研究しており、「日本国憲法の誕生」(岩波現代文庫)が代表的な著作です。Shing02さんは…

仕事始め

仕事始め。取材先のギャラリーは1時間待ったが、誰も来なかったぜ。。。 そりゃあ、1月2日だもんなあ。泊まり勤務は午後10時現在、とりあえず平穏。 映画『ヤクザと憲法』公式サイト 東海テレビのドキュメンタリー。以前、テレビでやったようなのだが、…

2015年12月の岐阜県政の記事

2015年12月に中日新聞岐阜版に掲載された記事。すべてがネットに上がっていないのが、いかんともしがたいところ。 「医療通訳」独自雇用を助成 県、来年度にも病院などへ:岐阜:中日新聞(CHUNICHI Web) 12月23日 県内の医療機関で、外国人患者の診察の…

2016年のスタート

2016年の仕事始めは1月2日。しかも宿直なので三が日のうち二日は仕事です。現在、岐阜報道部で岐阜県政キャップをやっているのですが、1月3日には県政担当3人が全員仕事。休み前に原稿を出しまくってもらっても、休みが取れないというのは、単純に…

統計もの

1、2月は、行政が前年についてのさまざまな統計を発表することが多い。毎年決まりモノのように記事にするのだが、紙面に記録として残しておくという意味はそれなりにある。 岐阜新聞の「県内火災、206件増の963件 昨年、過去5年間で最多」のリード…

誰が情報を明らかにしたのかを明記する

誰かが会見をして、発表した事柄を記事にする場合は、素直に「会見した」「発表した」と書いた方が良い。隠す必要のない情報源はリードにできるだけ明らかにすべきだろう。 岐阜新聞「中日本高速、道路以外の事業参入へ 土岐に観光・商業施設」のリードを見…

単位は合わせる

京都新聞「宇治のウトロ地区に公営団地 国・府・市が基本構想策定」の記事を読んでいたら、以下のような段落があった。 ウトロ地区2・1ヘクタールのうち地元や韓国政府が東南側に購入した土地6500平方メートルに、4~5階建ての団地2棟、計約60戸…

同じことばかり言わない

岐阜市長選が2月2日に投開票される。岐阜では各紙が連日、この市長選のことを伝えている。私は期日前投票を済ませたので、あとは待つのみである。現職か、それとも新人か。2日夜が楽しみだ。 岐阜新聞「訴え若者に届け 岐阜市長選、3候補陣営SNS駆使…

「など」は思い切って削る

「など」が多い文章は読みにくい。できるだけ少なくしたい。だが、記事を短く書こうとすると、省略の「など」を使ってしまいがちだ。では、どうすればいいか。思い切って、「など」を削ってみよう。それでも意味は通じるし、たぶん問題ない。 京都新聞の「D…