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毎日の体験を記す場所

東京新聞(中日新聞東京本社)社会部記者の小川慎一です。原発取材班。取り調べは全面可視化、検察官は証拠リストを開示すべき。金に余裕があるならクール寄付。"All sorrows can be borne if you put them into a story or tell a story about them." Isak Dinesen(どんな悲しみも、それを物語にするか、それについて物語るならば、耐えられる)

行政用語も言い換える

 行政用語や専門用語をそのまま記事に使うのは良くない。読者は役所や警察に勤めている人だけではないからだ。役所に勤めていても分からないかもしれない。記者は外来語だけではなく、行政用語や専門用語を多くの人が理解できるような言葉に置き換える必要がある。

 茨城新聞「育休代用警察官第1号・村島さんに辞令『主婦経験生かす』」の記事を見てみる。「育休代用警察官」というのは、なんとも言い難い言葉だ。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13890076800673

 県警の任期付き代用警察官の採用第1号がこのほど決まり、辞令交付式が6日、水戸市笠原町の本部内で開かれた。代用警察官は育児休業を取る女性警察官の代わりに経験者を採用する制度で、昨年9月から募集を始めていた。

  いかんともしがたいリードである。「昨年9月から募集を始めていた」という経緯はどうでもいい内容だ。これを削り、見出しに合わせたい。不必要な「このほど」もある。直してみた。

 県警は、育児休業を取る女性警察官の代わりに警察官経験者を初めて採用した。第1号は警視庁で約7年間務めた●巡査(42)。6日に辞令を受け、「主婦経験を生かしたい」と抱負を語った。

 「警察官経験者」は単に「経験者」でいいかもしれない。

 読者に伝えるために、記者は取材も執筆も努力と工夫が必要だ。精進あるのみ。

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