毎日の体験を記す場所

東京新聞(中日新聞東京本社)社会部記者の小川慎一です。原発取材班。取り調べは全面可視化、検察官は証拠リストを開示すべき。金に余裕があるならクール寄付。"All sorrows can be borne if you put them into a story or tell a story about them." Isak Dinesen(どんな悲しみも、それを物語にするか、それについて物語るならば、耐えられる)

「このほど」排除運動

 「このほど」を排除したい。使わないでほしい。ただそれだけだ。

 京都新聞の記事「いじめ相談、4割増189件 滋賀県『こころんだいやる』」を見てみる。

 滋賀県は、子ども・子育て応援センターの電話相談「こころんだいやる」の2012年度相談件数をこのほどまとめた。大津市のいじめ自殺問題を受け、いじめに関する相談が189件と前年度より4割増えたほか、児童虐待が73件と過去10年で最多だった。

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140109000151

 「このほど」、いらない。それと「大津市のいじめ自殺問題を受け」という表現は個人的に好きじゃない。「大津市のいじめ自殺問題があり」かな。ううむ。

 この記事読んで一番疑問に思ったのは、まとめが2012年度分ってところ。いま2014年だよね。年度でいえば13年度だけど。12年度は13年3月で終わるわけで。滋賀県はまとめるのが遅すぎやしないか。

 ほかにちょっと気になる部分もあった。第3段落。

 いじめの相談件数は過去10年間では3番目に多い。大津市のいじめ自殺問題が報じられていた12年7月に特に相談が多く、県子ども・青少年局は「報道の影響で問題意識が高まったため」と分析している。

  母親からの相談が多かったようだが、子供本人からの相談もあったのだから、「問題意識が高まったため」というのはどうもしっくりこない。報じられていた時期に相談が多かったという事実について、分析のコメントをわざわざ載せる必要があるのだろうかとも思う。まあこの辺は私の好き嫌いのレベルだろう。

 

 

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