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毎日の体験を記す場所

東京新聞(中日新聞東京本社)社会部記者の小川慎一です。原発取材班。取り調べは全面可視化、検察官は証拠リストを開示すべき。金に余裕があるならクール寄付。"All sorrows can be borne if you put them into a story or tell a story about them." Isak Dinesen(どんな悲しみも、それを物語にするか、それについて物語るならば、耐えられる)

続報は「初報」として読まれる

 ある問題や事件の続報を書くのは難しい。京都新聞の記事「住民と議論平行線 流域治水条例案・滋賀県が2巡目説明会」を見てみる。リードはこんな感じだ。

 滋賀県議会で継続審議となっている流域治水推進条例案について県は18日、2巡目の住民説明会を始めた。同日は近江八幡市安土町下豊浦のやすらぎホールで開き、嘉田由紀子知事が住民約50人に条例制定を訴えたが、反対する住民との議論は平行線をたどった。

 滋賀県の「流域治水推進条例案」をめぐる続報なのだが、条例案の中身が本文を読んでも分からない。滋賀県民にとっては当たり前のことなのかもしれない。でも、新聞はその日たまたま手に取った人が、初めてそのことを知る場合もある。読者に「自分で調べて」というのは簡単だが、ちょっとだけ親切に書いても良いのではないか。

 読者は続報を「初報」として読む。

 続報を書くときは、そう心掛けたいところだ。

 調べてみると、条例案には「大雨で浸水の危険がある区域の建築を規制する」という内容があるようだ。これぐらいの字数ならば、補足してもいいのではと思う。

 

報道の正義、社会の正義  現場から問うマスコミ倫理

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