静岡新聞「いちごクリームパン発売 清水西高生とコンビニ開発」の記事。リードはこんな感じである。
県立清水西高ライフデザイン部がコンビニチェーン「サークルKサンクス」と共同開発した菓子パン「いちごクリームパン」が21日、県内のサークルKとサンクス計約370店で発売された。静岡市清水区の店舗では同部の生徒が試食イベントを開き、中身とパッケージにアイデアを盛り込んだ新製品をPRした。
「中身とパッケージにアイデアを盛り込んだ新製品」。どんな菓子パンなんだろう。本当はリードにどういう特徴があるのかを書くべきだ。本文には、どんなアイデアが盛り込まれたと書かれているのか。
新製品はイチゴ風味の生地でホイップクリームとイチゴジャムを包んだ。クリームには丹那牛乳(函南町)を使用。パン生地に対するジャムとクリームの量の検討を重ね、甘酸っぱさがしっかりと味わえるようにしたという。包装も部員のデザインが基本になった。
この文章で、生徒たちのアイデアが盛り込まれた菓子パンをイメージできるだろうか。私にはできなかった。「包装も部員のデザインが基本となった」と書いているが、包装の写真もなきゃ、イラストがあるのかないのかさえも分からない。記者は菓子パンを見て、食べたのだろうか?というか、丹那牛乳って何なの?この商品をPRしようという心意気をまったく感じない。
ちなみに高校のサイトで確認したところ、「ライフデザイン部」ってのは部活動らしい。高校にそういう部門があるのかと勘違いした。
自分を棚に上げるが、この記事は再取材して書き直しが必要だろう。